ときめきの(11-20)作
(額はイメージです)
【 初 夏 の 山 里 】
目に美しき花盛り
5月18日 午前8時 富士吉田市 農村公園より
ある年、このシーンが待っていた。
誰が植えたかアヤメが咲いて、今が満開芝桜。

かってこんなに美しい富士山があった。
これ以降はアヤメも芝桜も見なくなった。

出会えた事に感謝。私が写真で残して行く。
初夏の山里 宝物。 富士は日本一の山。

【 黄 金 の 雲 】
8月28日 午前6時 安倍林道より
慶雲の出現だ。

強烈極まる逆光の中で、
輝きが最高潮に達した金の光、
竜雲と遙かな富士山、中景の微かな霧。

その中で頂上に神様が
降り立った一瞬がこの写真である。

いつも勇気を与えてくれる黄金の雲だ。

【 火 の 鳥 】
9月22日 午後5時15分 富士宮市より
台風が暴れ回った後
雲が東に去ってゆく。

富士の峰が輝いて西の空に
青空が顔を出した時、残照を胸に
浴びて火の鳥が天に舞い上がった。

嵐の後の希望だ。
ド迫力のエネルギーが漲っている。

明日はもっと凄い空に会えそうだ。

【 黄 金 の 夜 明 】
10月19日 午前5時15分 丸山林道より
カラ松が最高潮に燃え、雲は逆光の
朝陽を透かして金の帯となり、
神山を天空に浮かび上がらせた。

何年も待っていた一瞬が来た。
時の流れの中で富士山が
見せてくれた至上の姿であった。

【 虹 の 翼 】
11月17日 午後2時42分 山中湖村 梨ケ原より
私は太陽と頂と自分が一本の線で
結ばれる強烈な逆光の場所に立った。

天空から声が聞こえた。
「おーい、今姿をみせるぞー!」

翼を広げて鳥が嶺を覆った。
やがて長い首が出て、クチバシに
金の光、翼に彩雲が出来た。

その光が最高潮に達し虹色になった。
究極の美の姿。何かを伝えに来たようだ。

【 ブ リ リ ア ン ト 】
11月17日 午後2時44分 山中湖村 梨ヶ原より
笠雲は回転のスピードを上げた。
大円の渦が広がり光は八茫星になった。

真芯の日輪、巨大なUFO雲と彩雲。
目に観えた世界のその向こうにあるもの、

時としてそれはメッセージであり、
想像を超えた神秘の世界の出現である。

【 絢爛の秋 】
11月8日 午前7時30分 河口湖紅葉街道より
この日 天恵を得た。
極みと言える美しさが出現した。

湖が鏡の役目を果たして
朝陽の反射板となる事がある。
蔭となった紅葉の暗さが明るくなる。

山麓にはモヤも湧き、紅葉は
冴えた色で視界一面に広がった。

【白峰連山】
1月6日 昼前 御殿場上空 5,000mより
宇宙工学の権威、
梅川博士が操縦桿を握る。

伊豆方面に向かい反転して
峰にめがけて突っ込む事9回。

ある方向から突っ込んだ時にだけ
欲しかったアングルを発見した。

南アルプスが完全に
ど真ん中に入った日本一の姿、
今まで世の中に無かった写真が出来た。